利用料金改定について〜義務教育時期の子ども達を預かる教育施設として〜

2024年04月16日 21:48

🔴2024年5月からの料金改定について🔴

いつも、フリースクール寺子屋のびの~びの活動や運営について、ご理解とご協力を頂きありがとうございます。

すでに直接お伝えさせていただいた保護者の方もいらっしゃいますが、2024年5月を目途に、料金形体の見直しと改定を実施する旨をお知らせさせて頂きました。

のびの~びの建物である湧水亭は、自然豊かな黒川清流公園の目の前に立地しており、最高の教育的ロケーションと環境です。
野鳥や渡り鳥が集い、湧水が流れ初夏には天然の蛍が見られる都内でも有数の自然保護地域となっています。
貴重で希少な環境に恵まれています。

この地で子どもたちの教育的施設、学び舎として運営できることを日々感謝しております。

のびの~びの学び舎として使用している湧水亭の建物は、2023年6月から所有している方からのご厚意と善意により無償貸与されている物件になります。

しかし、所有者のオーナーさんが固定資産税や、管理清掃業者さんへの支払いをしており無償でお借りするには、負担が多くかかっているのが現状です。

この度、物件のオーナーさんから2024年4月より有償での賃貸でというお申し出がありました。そのため今までの利用料金では到底、寺子屋のびの~びを継続していくことが困難である、と判断いたしました。

本来、義務教育期間中の小中学生が学ぶ施設は、義務教育の一条校(公立の学校)と同様に無償か低額での教育費であるべきという考えの基、運営してまいりました。
営利目的や高額な利用料にすること自体、本来の教育の目的とかけ離れてしまう、教育機会の喪失につながりかねないという考えから、相場からみて安価での利用料で運営してまいりました。

この1年間、日野市や東京都、日野市議会、会派を問わず市議会議員などに運営費の補助などを訴えてきました。

しかし、なかなか運営費全般までは賄うには到底難しく、行政(日野市や国など)からの十分な援助は認められないという結果となりました。

一方で、フリースクールを利用する保護者への助成金が、今年度2024年4月から支給されることが決定いたしました。

正式名称:フリースクール等の利用者等支援事業(東京都子供政策連携室)

月額で上限が2万円の助成金になります。満額の2万円支給ではなく、利用して支払った分だけ2万円を上限に助成金がもらえる、というものです。
(詳細はこちら↓)https://www.kodomoseisaku.metro.tokyo.lg.jp/jigyo/suisin-team/gakureikinokosodachi/shien

家賃が無償から有償の賃貸契約に変わるにあたり、苦渋の決断ですが利用料金の値上げをすることになりました。

上記の助成金を利用して値上げ部分の大半を賄えるように保護者の皆様の負担が軽くなるよう料金設定をいたしました。

値上げ料金は、家賃とより質の高い教育と学習支援をするための人材確保(人件費)のために、子どもたちの学びの場の確保と安全見守り、教育施設として今後も継続していくために、ご理解を頂ければ幸甚です。


フリースクール寺子屋のびの~び 
代表 森美歌

2024年3月29日

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